Uncontrollable

ミラクル 〜奇跡の生還〜

Uncontrollable

Chapter 1 瀕死の箱根復路

次ページ>>

HOME

1-1 パニック

 

 突然、激しい頭痛が襲ってきた。何と形容していいか分からない。頭の芯が割れそうと言っていいのか、とにかく今まで体験したことがない頭痛であった。


 持っていた頭痛薬をすぐに飲んだが何の効き目もない。たまらずその場に横たわり、パニックに陥りながらも私はその原因を懸命に推測した。これが低血糖症状なのだろうか?…、食事したばかりなのに低血糖はおかしい?…。


 横たわるも治まるどころか益々ひどくなる一方で、たまらずトイレで何度か嘔吐した後、元の場所に戻ってまた横たわった。

HOME
奇跡の生還 ホルモンバランス
卒中に至る兆候 ミネラルバランス
ホルモンマジック 快適なお風呂で・・
病棟ライフ おいしい食事で・・
人々のご意見 弱アルカリ性に・・
   
   

プロフィール

プロフィール

メール(連絡先)

メール(連絡先)

 

 まもなく右眼球の下から上に真っ黒い墨が染み伝うように視野を遮りだした。これが視神経圧迫による視野欠損だろうか?…などと、朦朧としながら考えていた。

 「すみませんが時間ですから閉めさせてもらいます」という係りの人の声に起き上がらざるを得なかった。

 

 それは20世紀最後のゴールデンウィーク2000年5月3日の出来事であった。当時の私は多忙の極みで、連休も仕事を覚悟しつつ、せめて1日くらい温泉で一息入れようと、友人4人で箱根・宮ノ下温泉に出かけ、一風呂浴びて休憩所で遅めの昼食をとっていた。

 

 とにかく小田原まで降りようと友人の車に乗った。当地の道路事情に精通した友人は行楽の車で混雑する道路を避けて一刻も早く小田原に着こうと交通量の少ない山道を選んでくれた。数多いカーブに揺れる後部座敷で、別の友人の膝枕で介抱を受けながら横たわっていた私の意識は途切れ途切れであった。

 「着いたぞ」と言う声でようやく起き上がって目を開こうとするが何か変だ、朦朧としながら目をこするが右目が全く見えない。これはただ事ではないと不安が急激に増大した。ぼやける左眼だけで何とか周囲を見渡すと、そこは確かに小田原駅前の駐車場であった。

 

INDEX ↓               次へ


 目次 11 12 13 14 15 21 22 23 24 25 26 27 31 32 33 34 35


Copyright © 2001-2005 Recovery-net. All rights reserved