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ミラクル 〜奇跡の生還〜

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Chapter 1 瀕死の箱根復路

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1-5 サイエンス

 

 「これで適切な処置をしてもらえる」と病室に入るや否や私の意地っ張りが急に萎んだ。友人にお礼を言った後の記憶がない。気がつくと妻と兄がベッドの傍らに付き添っていた。

 

 手術が済んで一般病室に移された直後で、倒れた3日後の5月6日になっていた。

 5月3日夜内分泌内科に入院、5月5日に脳神経外科で緊急手術後、24時間の集中治療室から出たところだった。

 兄から後日聞いた「緊急手術が必要です。何分で来られますか。と電話を受けてびっくりした」と。

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 私は単身赴任で家族は奈良に住んでいた。妻は手術室から医師の電話で緊急手術承諾の連絡を受けたそうである。振り返れば、入院時に友人が手際よく妻と兄に連絡をとってくれていたのが幸いした。機転の利く友人に改めて感謝する次第である。 

 

 連休中は大学病院の当直医も少ない。そんな状況にもかかわらず、高名な主任教授自ら休日出勤して緊急手術されたそうだ。

 「連休中によくぞ出勤いただいた。もし他の病院であれば原因究明に至らずに助からなかったでしょうね」と主治医から後日聞いた。何とありがたいことか、感謝しきりである。

 

 “下垂体腫瘍卒中”と聞かされ、緊急手術しなければ助からなかったことを最近になって確認した。医学書によると「下垂体卒中で、視床下部圧迫による視野障害や動眼神経麻痺が突然生じたり、傾眠から昏睡へと悪化したときは,直ちに外科手術を行わねばならない」と記載されている。

 

 手術がどのように行われたのか私には分からず、ベッドでの服装も病院に駆け込んだ時のままであった。「ダメダメ外したらダメ」という看護婦さんの声にハッとした。集中治療室から出た直後、私は息苦しくて両鼻を覆っているガーゼを外そうとしていた。

 

 それ以外に包帯を巻いているわけでもない。「何針縫ったのですか?」と私は尋ねた。「縫っていません、鼻から内視鏡で手術したのですよ」と看護婦さんに聞かされた。そんなことができるのか、すごい技術だな、と思った。

 先進の医療技術で私は救われたのである。まさにサイエンスの恩恵だった。

 

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